<aside> 💡 検査内容によりますが、当社の実測では AI 推論が 0.6〜31ms、6500万画素の画像転送が約14ms です。1回の検査はこれらの積み上げで決まり、多くの構成で数十msに収まります。「1品あたり100ms以下」というご要望は射程に入ります。

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先に結論


実測ではどれくらいか

区間 実測の例 測定した条件
画像転送 約14ms/フレーム(約71FPS) 6500万画素(9344 x 7000)を ROI で切り出さずフル解像度のまま連続取り込み
AI 推論(速い側) 0.6ms オブジェクト分類・648 x 486 カラー
AI 推論(遅い側) 31ms 特徴検出・1295 x 963 カラー

AI 推論の値は VB-3S2PRO-AI(GPU: RTX A2000)での測定です。機能別の一覧は関連ページに掲載しています。

この2つを積み上げても数十msです。1回の検査が100msを超えるかどうかは、画像サイズと検査内容で決まります。

<aside> ⚠️ 画像転送の値は取り込み側の実測です。検査処理を載せた状態で同じフレームレートが出るかは、検査内容ごとに評価が必要です。また AI 推論の時間は画像サイズと学習内容で変わります。

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タクトタイムとポジション(ステーション)

各ポジションが100ms周期で並行動作する例。タクトタイムは100ms、1品が通過する時間は400ms

各ポジションが100ms周期で並行動作する例。タクトタイムは100ms、1品が通過する時間は400ms

ライン設備は、投入・撮像・検査・判定といった工程をポジション(ステーション)に分け、それぞれを並行して動かします。ここで区別が要るのが、タクトタイムとサイクルタイムです。

用語 意味 上図での値
タクトタイム 設備が1品を送り出す周期。ラインの生産能力を決めます 100ms
サイクルタイム 1品が設備に入ってから出るまでの時間 400ms

各ポジションが100msごとに動くのでタクトタイムは100msですが、1品が4つのポジションを通り抜けるには400msかかります。

このため「1品あたり100ms以下」という要件は、どちらを指すのかで話が変わります。

「100ms以下」の意味 満たすべきこと 対応の方向
設備として100ms周期で製品が流れればよい(タクトタイム) ポジションごとの周期が100ms以内 検査を複数のポジションに分ける、または同じ検査を複数台で並列に動かす。1回の検査に100ms以上かかっても成立します
1回の検査処理を100ms以内に終える必要がある(検査処理の時間) 撮像から判定出力までの合計が100ms以内 画像サイズ・検査内容・転送経路を詰める